ソフトバンクグループが第一四半期で1兆越えの利益!株価を分析

株価分析
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ソフトバンクグループ【9984】が2019年4月~6月期の第一四半期の決算でなんと1兆円の利益をたたき出しました。

注意してほしいのが、通期ではなく、第一四半期です。

通期ですら利益が1兆円を超える企業は数えるくらいしかないのに、それをわずか3か月で達成しました。

まさに怪物企業ですね。

 

今回はソフトバンクグループについて

    • なぜ第一四半期で1兆円もの利益を生み出すことができたのか?
    • 業績から見た将来性や収益性の分析
    • 配当や利回りについて
    • ソフトバンクグループの株価は今度どうなりそうなのか

をご紹介していきます。

ぜひ投資する際の参考にしてみてください。

 

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ソフトバンクグループが第一四半期で1兆越えの利益!株価を分析

ソフトバンクが第一四半期で連結の税引後純利益が1兆円を超え、1兆1,217億円となりました。

要因として大きかったのはアリババ株を売却した利益です。

アリババ株の売却益が約1兆2,185億円あり税引前利益が1兆6,823億円のため、ほぼアリババにて利益を出しています。

ケータイのソフトバンクでの利益ではありませんので、注意しましょう。

ソフトバンクグループ 業績

今まで第一四半期の最高利益は2018年4月~6月までの東芝で1兆167億円だったのですが、これは経営危機で主力事業である半導体事業を売却した結果です。

あまりポジティブなものではありませんでしたが、今回のソフトバンクグループは投資した企業の株を売却して利益を出すという正攻法にて生み出した利益です。

2年間の株価チャート

ソフトバンクグループ 株価 2年チャート

2018年末から2019年初めの方に株価が急落していますね。

これはソフトバンクグループが「ビジョンファンド2号」を立ち上げると発表し、リスクを積極的にとりに行く姿勢を見せたため、リスクを嫌う投資家が売りに走ったためです。

とはいえ第一四半期の結果を見ればわかる通り、ビジョンファンド1号は好調でlもはやソフトバンクグループの中核となっている企業です。

 

ビジョンファンド2号も順調にいけばさらなる収益拡大が期待できます。

決算発表後の株価チャート

ソフトバンクグループ 株価 チャート

インパクトのある決算でしたが、意外と投資家の目線は冷ややかです。

株価は前日比マイナスで推移しています。

確かに最終利益は1兆円を超えていますが、そのほとんどがアリババ株の売却による一時的な利益なためですね。

特に営業利益については前年度比マイナスで推移しているため、嫌った投資家が多かったのでしょう。

 

ソフトバンクグループの業績を分析

ソフトバンクグループの業績をもう少し詳しく見ていきます。

売上高の推移

ソフトバンクグループ 売上高 推移

(参照:ソフトバンクグループ IR)

ソフトバンクグループの第一四半期の売上高は3%増の23,364億円となりました。

ソフトバンクビジョンファンドの売上高が増えたことが要因です。

今後も売上高の増加のカギをに握りそうです。

 

過去の売上高の推移は下記のとおりです。

ソフトバンクグループ 売上高 5年 推移

売上高は右肩上がりで伸びています。

2020年か2021年には1兆円が見えてきそうですね。

営業利益の推移

ソフトバンク 営業利益 推移

(参照:ソフトバンクグループ IR)

第一四半期の営業利益は4%減益となりました。

一次益やアメリカのスプリントへの依存が減り、本業であるSVF(ソフトバンクビジョンファンド)とソフトバンクの利益の割合が増えてきました。

 

これをみるとわかる通り、ソフトバンクはもはや携帯会社ではなく、投資会社ですね。

 

営業利益自体は減益のものの、本業のソフトバンク+SVF(ソフトバンクビジョンファンド)の利益は上昇しているため、あながち悪くない数字です。

 

過去の営業利益推移は下記のとおりです。

ソフトバンクグループ 営業利益 5年 推移

急成長しています。

2017年5月に発足したソフトバンクビジョンファンドの影響が大きいです。

 

アリババ株はまだ11兆円以上ある

今回1兆円超売却したアリババ株ですが、実はまだ11.3兆円もあります。

ソフトバンクグループ アリババ株

(参照:ソフトバンクグループ IR)

このアリババ株は元々20億円程度で購入したものなので、売却した金額ほぼそのまま利益となっています。

恐ろしいですね。

やろうと思えばいつでも数兆円の利益をたたき出すことができます。

 

ソフトバンクグループの株価は今後どうなる?

ソフトバンクグループの株価は今後どうなるのでしょうか?

ソフトバンクグループの孫正義会長は「来年の3月期までに5~6社の上場があり、再来年度は10社くらいの上場が見込まれる」

という風に今後の見通しを語りました。

投資先が上場すると今回のアリババのように高いリターンを得ることができます。

特にソフトバンクグループはユニコーン企業という将来有望な投資先に多く投資しているため、第二第三のアリババがでてくる可能性も高いでしょう。

 

円高傾向で株式市場が軟調に推移していることが懸念材料ですが、大きな危機が起こらなければ今後も利益は上昇していき、株価もかなり上昇していくもののと考えられます。

反対に、もし株式市場が落ち込んでしまった場合は大きなダメージを受けることは避けられない状況になってくるでしょう。

 

まとめるとソフトバンクグループはリスクもありますが、リターンも大きそうな面白そうな銘柄です。

 

ソフトバンクグループは株価が高く、単元株である100株を購入しようとすると50万円前後しますので、低リスクで投資したい!という方はSBIネオモバイル証券をおすすめします。

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ソフトバンクグループの株価や株主優待まとめ

ソフトバンクグループの銘柄概要は下記のとおりです。

【株価】
5083円【令和01年08月08日時点】

最新の株価はこちら

【株主優待】

なし

株主の皆さまへの公平な利益還元のあり方という観点から検討を重ねた結果、2019年3月末時点の株主名簿に記載または記録された株主の皆さまに対するプログラム(第35回株主優待)を最後として、株主優待を廃止いたします。(ソフトバンクグループホームページより)

以前までは携帯料金の割引などの株主優待がありましたが、2019年末で廃止となっています。

今後は配当を重視していく方針です。

【配当】
44.00円

【配当利回り】
0.87%

 

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