メルカリの赤字が止まらない!破綻する可能性や今後の株価を予想してみる

株価分析
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メルカリ【4385】の赤字幅が拡大しています。

2020年6月期第一四半期の決算で営業損益が約40億円、最終損益も71億円と大幅な赤字となりました。

下記が2019年11月6日~11月11日時点での株価推移ですが、2019年11月8日に一時ストップ安になりましたね。

メルカリが赤字発表で株価が大幅下落

前年同期が営業損益が約25億円、最終損益が約28億円だったので、大幅に赤字幅が拡大しています。

 

メルカリに興味がある方なら

  • 大幅な赤字決算でメルカリって大丈夫なの?
  • 赤字続きで倒産するのでは?
  • どうして赤字になっているの?

ということは気になるところですよね?

 

今回はメルカリの決算を分析し、

  • 赤字の原因と倒産する可能性
  • 今後の株価の予想について

を解説していきます。

 

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メルカリが大幅の赤字決算!原因はアメリカ事業とメルペイ

メルカリは上述の通り赤字幅が拡大しています。

赤字幅が拡大している要因は

  • アメリカ事業の先行投資
  • メルペイの先行投資
  • メルカリ本体の伸び悩み

が主な原因です。

メルペイについては先行投資が功を奏し、認知が進んでいる印象がありますね。

管理人もなんとなくメルペイ使うとお得そうだな・・と感じることがあります。(実際に利用してはいませんが)

とはいえ、収益化はいまだ出来ていないようです。

 

アメリカ事業についてはユーザー数や取扱高は伸びていますが、市場規模から比較すると伸びが弱い気がします。

具体的な数値はIRには記載がありませんでしたが、広告宣伝費がかさんでいるためだと思われます。

優秀なIT企業がひしめくアメリカで日本のk

 

本業とメルペイのシナジー効果が微妙・・売上伸び悩み

メルカリメインの収益はもちろん日本国内のメルカリです。

しかしながらこのメルカリの本業の収益が伸び悩みを見せており、メルペイのシナジー効果が果たしてあるの?という状況です。

下記をご覧ください。

(参照:メルカリ2020年第一四半期IR資料)

見てわかる通り、2019年第一四半期から取扱高は伸び悩みを見せています。

ユーザー数は増えていますが、取扱高は減っており、利益は思うように出ていないといったところですね。

 

この数値からわかる通り「メルペイのシナジー効果がユーザー数増加には繋がっているものの、取扱高増には繋がっていない」というのが現時点での成果です。

メルカリでのシナジー効果を期待して、メルペイの先行投資を行ってきたので、これは不味い結果ですね。

 

倒産する可能性は現時点ではほぼなし

こんなに赤字をだしたらメルカリって倒産するんじゃないの?

と思うかともいらっしゃるかと思います。

結論から申しますと現時点ではメルカリが倒産する可能性はゼロに等しいです。

理由は財務の健全性が高いからです。

具体的に見ていきます。

倒産する可能性が低いのは財務の健全性が高いから

メルカリは確かに大幅赤字だったものの、財務の健全性は高いため、倒産する可能性は低いです。

具体的な数字を見ていきましょう。

【単位:百万円】

2019年6月30日 2019年9月30日
自己資本比率 31.1% 28.3%
総資産 163,685 177,988
流動負債 61,014 80,472
(うち預り金) 45,818 53,447
固定負債 51,447 51,181

自己資本比率は28.3%と悪くない数字です。

流動負債もそこまで多くはないので、近々で破綻する可能性はほぼゼロです。

 

ただ流動負債が増えており、自己資本比率が前年同期比から比較すると低下しています。

メルペイ事業とアメリカ事業がいつまでも赤字を垂れ流ししている状況だと危険性は増してきます。

今期中の赤字幅の縮小は必須の課題になってくるのではないでしょうか?

メルカリの今後の株価に不安要素。メルペイ事業とアメリカ事業かカギを握る

メルカリの今後の株価には不安を覚えます

理由は

  • 日本のメルカリ事業の伸び悩み
  • メルペイ事業とアメリカ事業の黒字化が不透明

という点です。

 

今までのメルカリを支えているのは日本のメルカリ事業です。

これが伸び悩みを見せてくるとメルカリ本体としても屋台骨がぐらつきます。

 

アメリカ事業は確かに前年同期比取扱高が250%増の117億円と一見すると成果が出ている様に見えますが、アメリカの市場規模を見るとまだまだ小規模です。

確かに現時点では成長フェーズなので、先行投資が必要なのは分かりますが、そろそろメルペイ事業とアメリカ事業の収益化が必須となってきそうです。

株価は今後も荒れそうですが、短期的には下落傾向になる可能性が高いかと思います。

 

今後の株価はメルペイ事業とアメリカ事業の出来次第です。

この2つが収益化できるとメルカリの株価は大きく上昇することは間違いないですし、逆に収益化できないようですとさらに下落する可能性は高いでしょう。

メルカリの投資情報

メルカリの投資情報は下記の通りです。

証券コード 4385
企業名 メルカリ
株価 2,110
配当利回り —%
時価総額 322,738百万円
株の購入価格 211,000
PER —倍
PBR (連) 7.10倍
年初来高値 3,545円
年初来安値 1,784円

【株価】

2110円【令和01年11月12日時点】

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【配当】

0円

【株主優待内容】

なし

【配当利回り】

0.00%

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