今回は大手家電量販店ビックカメラ【3048】の株価を分析していきます
ビックカメラの
- 業績や利益の推移について
- 財務的な安全性について
- 配当や利回りについて
をご紹介していきます。
Contents
ビックカメラの業績は増収増益傾向で好調!
ビックカメラの過去の業績を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。
【百万円】 | ||||
期 | 売上高 | 営業益 | 経常利益 | 最終利益 |
2015年8月期 | 795,368 | 18,800 | 20,401 | 6,804 |
2016年8月期 | 779,081 | 22,006 | 23,067 | 11,985 |
2017年8月期 | 790,639 | 21,854 | 24,364 | 13,505 |
2018年8月期 | 844,029 | 27,055 | 29,241 | 17,122 |
2019年8月期(予想) | 895,000 | 28,800 | 30,600 | 17,800 |
具体的に内容を見ていきましょう。
ビックカメラの売上高はインバウンドの影響で好調
ビックカメラの過去の売上高を見てみましょう。
売上高は堅調に推移しています。
インバウンドによる訪日外国人が増加しているためですね。
オリンピック需要がある2020年までは期待できそうな感じがします。
ビックカメラの最終利益は増益が続く
ビックカメラの過去の最終利益を見てみましょう。
ビックカメラの最終利益も増益が続き好調です。
人件費は増加しているものの、それ以上の売上高が増えているため、好調に推移しています。
ビックカメラの財務情報
ビックカメラの直近3年間の財務情報を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。
期 | 自己資本比率 |
2016年8月期 | 32 |
2017年8月期 | 34.9 |
2018年8月期 | 35.5 |
具体的に内容を見ていきましょう。
ビックカメラの自己資本比率は35%前後で推移
ビックカメラの過去3年間の自己資本比率を見てみましょう。
自己資本比率は35%前後で推移しています。
そこそこ安全な数値です。
ビックカメラの有利子負債倍率は?
ビックカメラの過去3年間の有利子負債倍率を見てみましょう。
有利子負債倍率も年々減少しており、60%台まで低下しています。
業績好調のため、借入依存度が減少しているのが大きい要因です。
ビックカメラの株価は割安!
ここではビックカメラの株価について投資指標と合わせてみていきます。
まずはビックカメラの投資情報を見ていきます。
【下記の情報はいずれも令和01年07月25日時点の情報】
証券コード | 3048 |
企業名 | ビックカメラ |
株価 | 1,099 |
配当利回り | 1.82% |
時価総額 | 206,773百万円 |
株の購入価格 | 109,900 |
PER | (連) 11.00倍 |
PBR | (連) 1.46倍 |
年初来高値 | 1,477円 |
年初来安値 | 1,042円 |
PERは(連) 11.00倍,PBRは(連) 1.46倍です。
指標的には割安感があります。
しかしながら、減益になりそうなので、数字ほどの割安感はないですね。
株価は下落傾向。減益見込みが要因
ビックカメラの株価は1000円~1600円で推移しています。
下記が2年チャートです。
一時期1,800円まで株価が上昇していましたが、計画より減益見込みとなっているので、急落しています。
現在の株価は1099円です。【令和01年07月25日時点】
利回りが高いので、底は堅そうです。
配当や利回りの推移について
ビックカメラの配当は下記の通り推移しています。
- 2010年8月期・・10円
- 2011年8月期・・10円
- 2012年8月期・・10円
- 2013年8月期・・10円
- 2014年8月期・・10円
- 2015年8月期・・10円
- 2016年8月期・・12円
- 2017年8月期・・12円
- 2018年8月期・・20円
- 2019年8月期・・20円(予想)
過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。
- 株価が1000円の時、配当利回りは2%、優待+配当利回りは5%
- 株価が1300円の時、配当利回りは1.54%、優待+配当利回りは3.85%
- 株価が1600円の時、配当利回りは1.25%、優待+配当利回りは3.13%
現在の株価は1099円【令和01年07月25日時点】のため
配当利回りは1.82%、優待+配当利回りは4.55%となります。
利回りが4%を超えてきますので、高利回り銘柄といえますね。
今でも購入できる水準ですが、株価が1,000円を下回ると利回り5%を超えてきますので、欲張るなら1,000円以下で購入したいところです。
なお、2年以上長期保有する前提で計算すると優待+配当利回りは6.37%となります。
できる限り長期保有するか、またはSBIネオモバイル証券による1株投資の裏ワザを利用したいところですね。
株主優待の詳細は下記に記載がありますので、ご参照ください。
ビックカメラは増収増益傾向で業績好調!株価も上昇見込みあり
今回はビックカメラの株価を分析しました。
ポイントは
- 増収増益傾向にある
- 配当利回りは平均的だが、優待利回りが高い!
- 自己資本比率が30%台でそこそこ安全性が高い
という点です。
十分上昇見込みがありそうです。
特にオリンピック需要がある2021年3月期までにもう一伸びしてもおかしくなさそうですね。
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