アトム【7412】の株価と業績分析!決算に不安が残る

株価分析
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ステーキの宮で有名なコロワイドグループのアトムの株価と業績を分析します。

 

 

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アトムの株価と業績を分析!

アトムの株価と業績を簡単にまとめました。

  • 業績は不振。2019年は最終利益が赤字
  • 財務は健全で安全性が高い
  • 株価は人気の株主優待に支えられている
  • 配当はわずかだが今後無配になる可能性も
  • 株価は1,000円前後で推移する可能性が高い

具体的に見ていきましょう。

アトムの業績や収益状況を調べてみた

アトムの業績や収益状況を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。

【百万円】
売上高 営業益 経常利益 最終利益
2016年3月期 52,830 3,119 3,180 1,779
2017年3月期 52,663 1,990 2,041 121
2018年3月期 53,209 2,338 2,368 814
2019年3月期 51,934 1,599 1,630 -362
2020年3月期(予想) 57,517 2,692 2,666 775

具体的に内容を見ていきましょう。

アトムの売上高は伸び悩み。既存店の不振が原因

アトムの過去の売上高を見てみましょう。

  • 2016年3月期・・52830百万円
  • 2017年3月期・・52663百万円
  • 2018年3月期・・53209百万円
  • 2019年3月期・・51934百万円
  • 2020年3月期・・57517百万円(予想)

売上高は伸び悩みを見せています。

既存店の不振が原因で、消費者の節約志向によるところが大きいです。

アトムの最終利益も厳しい状況

アトムの過去の最終利益を見てみましょう。

  • 2016年3月期・・1779百万円
  • 2017年3月期・・121百万円
  • 2018年3月期・・814百万円
  • 2019年3月期・・-362百万円
  • 2020年3月期・・775百万円(予想)

売上高が減収しているのに比例して、最終利益も減益となっています。

厳しい状況が続いていますね。

アトムの安全性は?財務情報を調べてみた

アトムの直近3年間の財務情報を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。

自己資本比率 有利子負債倍率
2017年3月期 48 53%
2018年3月期 50.3 44%
2019年3月期 52.2 38%

具体的に内容を見ていきましょう。

アトムの自己資本比率は50%前後で健全な数値で推移

アトムの過去3年間の自己資本比率を見てみましょう。

  • 2017年3月・・48%
  • 2018年3月・・50.3%
  • 2019年3月・・52.2%

自己資本比率は50%前後で健全な数値で推移しています。

財務から見た安全性は高そうなので、株主優待の改悪や廃止の危険性は低そうです。

アトムの有利子負債倍率は30%台

アトムの過去3年間の有利子負債倍率を見てみましょう。

  • 2017年3月・・53%
  • 2018年3月・・44%
  • 2019年3月・・38%

有利子負債倍率は30~50%台で推移しています。

これも比較的安全な数値台です。

コロワイドやカッパクリエイトと比較すると安全性の高い株主優待であることがわかりますね。

アトムの株価は割安?割高?指標から見てみた

ここではアトムの株価について投資指標と合わせてみていきます。
まずはアトムの投資情報を見ていきます。
【下記の情報はいずれも令和01年07月02日時点の情報】

証券コード 7412
企業名 アトム
株価 964
配当利回り 0.21%
時価総額 177,915百万円
株の購入価格 96,400
PER (連) 228.98倍
PBR (連) 15.68倍
年初来高値 1,049円
年初来安値 888円

具体的に見ていきましょう。

株価は超割高で推移

アトムの株価は900円~1100円で推移しています。

現在の株価は964円です。【令和01年07月02日時点】

1,000円近辺で推移しています。

優待を含めた利回りが4%前後が意識されていますね。

今後もこの株価の傾向は続きそうで鵜s。

 

PERは(連) 228.98倍,PBRは(連) 15.68倍

最強に割高ですね。

株主優待が魅力的だからといった理由しかありませんが、ちょっと高すぎる感はありますね。

配当の推移について

アトムの配当は下記の通り推移しています。

  • 2012年3月期・・1円
  • 2013年3月期・・2円
  • 2012年3月期・・1円
  • 2013年3月期・・2円
  • 2014年3月期・・2円
  • 2015年3月期・・5円
  • 2016年3月期・・2円
  • 2017年3月期・・2円
  • 2018年3月期・・2円
  • 2019年3月期・・2円
  • 2020年3月期・・2円(予想)

配当はなんとかひねり出しているといったところですね。

自己資本比率が高いため、配当を出す余裕はありますが、別にこの程度であれば無配当でも良いかなぁというのが正直な感想です。

利回りの推移について

過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。

  • 株価が900円の時、配当利回りは0.2%、優待+配当利回りは4.7%
  • 株価が1000円の時、配当利回りは0.2%、優待+配当利回りは4.2%
  • 株価が1100円の時、配当利回りは0.2%、優待+配当利回りは3.8%

現在の株価は964円【令和01年07月02日時点】のため

配当利回りは0.2%、優待+配当利回りは4.4%となります。

配当を含めた優待利回りは4%を超えており、株主優待の利便性の高さを考慮すると魅力的な水準ですね。

 

アトムは今後も1,000円前後で株価が推移しそう

アトムの株価と業績のポイントは

  • 業績が悪くても株主優待によって株価が下支え
  • 株主優待が廃止された場合は絶望的な株価下落が待っている
  • 財務は健全なので、株主優待が廃止される危険性は少なそう

という点です。

このことから今後も株価は1,000円前後で推移していきそうです。

 

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