ヤフーがZOZOを買収し、株価急騰!TOBに当選する可能性を勝手に予想!

株価分析
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2019年9月12日にZOZOTOWNの代表取締役社長の前澤社長がZOZO【3092】をヤフーに売却するとともに経営から退くことを発表しました。

1億円のお年玉企画や女優の剛力彩芽さんとの交際など何かと賑わせてきた前澤社長がまたしても周囲を驚かせました。

今回の買収を受けて、ZOZOの株価が急騰し、2,457円(前日比+13.43%)を記録しました。

ヤフーがZOZOを買収し、株価急騰!TOBに当選する可能性を勝手に予想

しかしながら、TOB価格は2,620円なので、163円ほど乖離があります。

 

今回は

  • なぜTOB価格よりも株価が安いのか
  • 今後の株価はどうなりそうなのか

について解説していきます。

 

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ZOZOの株価はなぜTOB価格より安い?

ヤフーのTOB価格は2,620円。ZOZOの株価は2,457円(前日比+13.43%)(令和1年9月12日時点)

となっており、TOB価格よりも安い株価で推移しています。

そのため、投資家の方の中には

今ZOZOの株を購入して、TOBに申し込めば絶対利益出るじゃん!

と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、これには理由があります。

 

 

ZOZOの株価がTOB価格よりも安い理由は

ヤフーが購入する株式が全発行株式数の50.1%までなので、100%2,620円という株価で売却できるとは限らないから

というためです。

 

つまり全株主がTOBに申し込んだ場合は49.9%の人がTOB価格で販売することができないということになります。

 

そのため、

TOBで買い付けされるのは50.1%だし、応募に申し込んで外れるのが怖いなぁ。

ZOZOの将来性はあまり明るくないと思うし、TOBを期待して株を購入するのはやめておこう。

と考える株主が多いため、ZOZOの株価はTOB価格を下回っていると考えられます。

 

 

それでは実際にZOZOの株はTOB価格で販売できる可能性はどのくらいあるのでしょうか?

具体的に調べてみました。

ZOZOの株主構成を調べて、実際にTOBの価格で販売できる可能性を勝手に予想!

ZOZOの株主構成を調べてみました。

ZOZOの株主構成

個人は前澤社長が36%前後持っているので、実質は7%前後が個人の保有です。

外国法人の持ち株数が多く、41.79%となっています。

次に金融聞期間が13.36%

最後に前澤社長を除く個人が7%前後となっています。

 

大株主は下記の通りです。

株主名 当社への出資状況
持株数(株) 持株比率(%)
前澤 友作 109,726,600 35.94
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 9,588,100 3.14
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 9,571,100 3.14
エムエルアイフォークライアントジェネラルオムニノンコラテラルノントリーティーピービー 7,719,300 2.53
ゴールドマン・サックス・アンド・カンパニーレギュラーアカウント 7,343,043 2.41
MSCO CUSTOMER SECURITIES 6,300,961 2.06
ザバンクオブニューヨークメロン140051 4,218,900 1.38
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 4,176,800 1.37
ステートストリートバンクアンドトラストカンパニー505225 4,016,017 1.32
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口7) 3,758,800 1.23

(※2019年3月31日時点)

前澤社長がダントツに株を保有していますが、その他の法人はそこまで大きな保有はしていないのがわかります。

 

上記の前提を元にTOBに応募する可能性を調べてみました。(細かいルールを抜きにしていますので、あくまで参考程度にとどめてください)

 

一番株数が多いのは前澤社長で36.67%の株式を保有しています。

その中の30.37%をTOBで申し込むとされています。

残りの株式数は63.3%(TOB申し込みは30.37%)となります。

前澤氏の保有株の行方

(参照:ZOZO IR資料より)

残り株数のうち約42%が外国法人が保有しています。

この外国法人がどのくらいTOBに応募するかが重要ですね。

外国法人は売りが早いとはいえ、全株式を売却するのは考えにくいです。

仮に外国法人の60%がTOBに申し込んだと仮定すると全株式の約25%がTOBに申し込まれることになります。

つまり全株式残り21%(TOB申し込みは約55%)

 

日本法人の中は外国法人と比較すると株式の売りが遅いです。投資信託に組み入れられていることも考慮するとそこまで大きな売りは入らないと思います。

なので、日本法人のうち30%がTOBに申し込んだと仮定すると全株式のうち約4%がTOBに申し込まれることになります。

つまり全株式残り8%(TOB申し込みは約59%)

 

残りは個人です。

仮に70%がTOBに申し込んだと仮定すると全株式のうち約5%がTOBに申し込まれることになります。

これでTOBの申し込みは約64%の株式になる計算になります。

約64%の中から50%が当選する可能性は約78%となります。

つまりTOBに当選する可能性は約78%と予想します。

 

文章が多くてわかりにくいのでまとめます。

株主名 現在の保有株比率

(およその数字)

TOB申し込み株比率

(勝手に予想)

前澤社長 37% 30%
外国法人 42% 25%
金融機関 13% 4%
個人 8% 5%
100% 64%

TOBに当選する可能性=50.1%/64%なので、約78%です。

十分に勝算がありそうですね!

もちろん実際の数字はTOBの買付日になるまでわかりませんが、今から買ってもある程度の利益になる可能性は高いです。

ZOZOの今後の株価には目を離せない!株価の上昇を予想!

ZOZOの株価は2,457円(前日比+13.43%)となっており、TOB価格よりも163円ほど安いです。

現在の株価

 

ヤフーのTOBは全株式の50.1%しか買い付けをしないため、もちろんTOBに当選しない可能性もありますが、当選する可能性の方がはるかに高いでしょう

 

管理人ヒゲタカ的には今後株価は上昇する可能性が高いとみています。

 

そもそもヤフーにはヤフー会員という顧客基盤が十分にあり、ZOZOに与えるプラスの影響も大きいと考えています。

ヤフーとZOZOの相乗効果を狙って保有し続ける株主も少なからずいるのではないかと思います。

そうなった場合はZOZOの株が全てTOBに当選するという可能性も十分にあります。

勝算は決して低くはないでしょう。

 

ZOZOの今後の株価が上昇するにせよ下落するにせよ、株価からは目が離せませんね!

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