大戸屋ホールディングスは定食のサービスを展開している飲食大手です。
「大戸屋ごはん処」を直営・FC展開しており、特にアジアでの展開に力を入れています。
大戸屋ホールディングスは株主優待を贈呈しており、自社で利用できる優待券を贈呈しています。
今回は大戸屋ホールディングスについて
-
- 株主優待の詳しい内容について
- 株主優待を利用できる店舗について
- 株主優待はいつ到着するのか
- 配当や利回りについて
- 株主総会のお土産について
- 大戸屋ホールディングスの業績について
をご紹介していきます。
Contents
大戸屋ホールディングスの株主優待の内容について
大戸屋ホールディングスの株主優待の内容は下記のとおりです。
【おすすめ度】
★★★☆☆
【株価】
2150円(令和01年06月19日時点)
【配当】
25円
【権利確定日】
3月
【株主優待内容(3年未満の保有)】
- 100株以上・・2,500円相当の食事券(500円券× 5枚)または、精米 2kg
- 500株以上・・6,500円相当の食事券(500円券×13枚)または、精米 5kg
- 1,000株以上・・13,000円相当の食事券(500円券×26枚)または、精米10kg
【株主優待内容(3年以上の保有)】
- 100株以上・・3,000円相当の食事券(500円券× 6枚)または、精米 2kg
- 500株以上・・7,500円相当の食事券(500円券×15枚)または、精米 5kg
- 1,000株以上・・ 14,000円相当の食事券(500円券×28枚)または、精米10kg
【配当利回り】
1.20%
【優待利回り】
1.16%
【優待利回り+配当利回り】
2.30%
大戸屋ホールディングスに興味がある方は同じ定食関係の「やよい軒」で利用できるプレナスの株主優待もおすすめですよ。
株主優待はいつ届く?
大戸屋ホールディングスの株主優待は6月上旬を目安として届きます。
権利確定日のおよそ3か月後に到着します。
有効期限は約1年間
大戸屋ホールディングスの株主優待券の有効期限は翌年の6月末までです。
実質的な有効期限は約1年間です。
利用できる店舗は全国各地にあり
大戸屋ホールディングスの店舗は全国各地にあります。
特に関東は200店舗以上あるので、関東在住の方にはおすすめしたいです。
詳しい店舗情報は大戸屋 店舗検索からご参照ください。
ヤフーオークションの買取価格について
大戸屋ホールディングスの株主優待はヤフーオークションでは下記の価格帯で取引されています。
・100株分 2,500円・・2300円~2400円
額面の9割以上と非常に高い価格帯で取引されています。
近くに店舗がない方はヤフオクでの販売も検討してみることをおすすめします。
株主総会のお土産は自社商品詰め合わせ
大戸屋ホールディングスは株主総会お土産があります。
過去に贈呈された大戸屋ホールディングスの株主総会のお土産は下記の通りです。
- 2018年・・たれ、しょうゆ、ごまめしお(ふりかけみたいなやつ)
- 2017年・・たれ、しょうゆ、ごまめしお(ふりかけみたいなやつ)、新店舗の割引券
- 2016年・・おうちで大戸屋セット(1,400円相当の調味料セット)
ボリューム感あふれるお土産がもらえます。
自炊する方には特におすすめしたい総会お土産です。
大戸屋ホールディングスの業績や収益状況を調べてみた
大戸屋ホールディングスの過去の業績や株主還元を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。
【百万円】 | ||||
期 | 売上高 | 営業益 | 経常利益 | 最終利益 |
2016年3月期 | 26,012 | 600 | 592 | 304 |
2017年3月期 | 25,614 | 709 | 711 | 357 |
2018年3月期 | 26,265 | 634 | 662 | 204 |
2019年3月期 | 25,729 | 414 | 463 | 55 |
2020年3月期(予想) | 27,500 | 480 | 500 | 290 |
具体的に内容を見ていきましょう。
大戸屋ホールディングスの売上高はほぼ横ばい
大戸屋ホールディングスの過去の売上高を見てみましょう。
- 2016年3月期・・26012百万円
- 2017年3月期・・25614百万円
- 2018年3月期・・26265百万円
- 2019年3月期・・25729百万円
- 2020年3月期・・27500百万円(予想)
売上高はほぼ横ばいとなっています。
特に2019年3月期は従業員の不適切行為の動画によって売上高が落ちました。
再販防止に努めてほしいですね。
新業態である「食べ処三かみ」や「かこみ食卓」もオープンさせており、2020年は増収見込みとなっています。
大戸屋ホールディングスの最終利益は減益傾向
大戸屋ホールディングスの過去の最終利益を見てみましょう。
- 2016年3月期・・304百万円
- 2017年3月期・・357百万円
- 2018年3月期・・204百万円
- 2019年3月期・・55百万円
- 2020年3月期・・290百万円(予想)
2019年3月期は従業員の不適切動画の影響が大きく、大幅な減益となりました。
また人件費増加や人手不足、原材料費の増加もひびいたようです。
今後はイメージ回復が最重要課題ですね。
大戸屋ホールディングスの安全性は?財務情報を調べてみた
大戸屋ホールディングスの直近3年間の財務情報を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。
期 | 自己資本比率 | 有利子負債 |
2017年3月期 | 45.6 | 40% |
2018年3月期 | 49.3 | 24% |
2019年3月期 | 46.7 | 32% |
具体的に内容を見ていきましょう。
大戸屋ホールディングスの自己資本比率は40%台で堅調
大戸屋ホールディングスの過去3年間の自己資本比率を見てみましょう。
- 2017年3月・・45.6%
- 2018年3月・・49.3%
- 2019年3月・・46.7%
自己資本比率は安全とされる40%を超えています。
財務は盤石となっていますね。
大戸屋ホールディングスの有利子負債倍率も低めに推移
大戸屋ホールディングスの過去3年間の有利子負債倍率を見てみましょう。
- 2017年3月・・40%
- 2018年3月・・24%
- 2019年3月・・32%
有利子負債倍率は低めに推移しています。
借入依存度が低いので、今後も安全な経営となりそうです。
大戸屋ホールディングスの株価は割安?割高?指標から見てみた
ここでは大戸屋ホールディングスの株価について投資指標と合わせてみていきます。
まずは大戸屋ホールディングスの投資情報を見ていきます。
【下記の情報はいずれも令和01年06月19日時点の情報】
証券コード | 2705 |
企業名 | 大戸屋ホールディングス |
株価 | 2,150 |
配当利回り | 1.16% |
時価総額 | 15,563百万円 |
株の購入価格 | 215,000 |
PER | (連) 53.64倍 |
PBR | (連) 3.40倍 |
年初来高値 | 2,379円 |
年初来安値 | 2,100円 |
具体的に見ていきましょう。
株価は割高。人気のある株主優待が原因か
大戸屋ホールディングスの株価は2100円~2300円で推移しています。
現在の株価は2150円です。【令和01年06月19日時点】
PERが53.64倍、PBRが3.40倍なので、かなり割高ですね。
2019年3月期に利益は落ち込んだことと人気の高い株主優待が割高の原因となっています。
配当は業績に応じて
大戸屋ホールディングスの配当は下記の通り推移しています。
- 2010年3月期・・20円
- 2011年3月期・・20円
- 2012年3月期・・30円
- 2013年3月期・・40円
- 2014年3月期・・20円
- 2015年3月期・・25円
- 2016年3月期・・25円
- 2017年3月期・・30円
- 2018年3月期・・25円
- 2019年3月期・・25円
- 2020年3月期・・25円(予想)
配当は原則として利益に応じて増減しています。
そのため、業績悪化すると利回りが下がる可能性が高いので、注意しましょう。
利回りは2%台で、やや魅力が薄い
過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。
- 株価が2100円の時、配当利回りは1.2%、優待+配当利回りは2.4%
- 株価が2200円の時、配当利回りは1.1%、優待+配当利回りは2.3%
- 株価が2300円の時、配当利回りは1.1%、優待+配当利回りは2.2%
現在の株価は2150円【令和01年06月19日時点】のため
配当利回りは1.2%、優待+配当利回りは2.3%となります。
利回り狙いならやや魅力が薄いですね。
大戸屋ホールディングスの株主優待のおすすめ度は星3つ
今回は大戸屋ホールディングスの株主優待や業績についてまとめてみました。
大戸屋ホールディングスの業績、利回り、株主優待から見たおすすめ度は★★★☆☆です。
- 株主優待が使いやすい食事券
- 自己資本が40%台で安全性が高い
- 株主総会お土産がある
というメリットがある反面
- 利益は減益している。今後の回復に期待
- 優待+配当利回りが2%で魅力が薄い
というデメリットがあります。
不適切動画の影響はあるものの、健闘している方かなーというのが正直な印象です。
大戸屋に行かれる方はおすすめしたい銘柄です。
コメント