長崎ちゃんぽんで有名なリンガーハット。
九州や関東を中心に事業を展開させていますね。
そんなリンガーハットでは株主優待を提供しており、活用することでお得に食事を楽しむことが出来ます。
今回はリンガーハットについて
- 株主優待の詳しい内容について
- 配当や利回りについて
- 株主総会のお土産について
- リンガーハットの業績について
をご紹介していきます。
Contents
リンガーハットの株主優待の内容について
リンガーハットの株主優待内容について確認していきましょう。
権利確定日
2月・8月
株価
2,569円(令和元年8月27日時点)
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株主優待内容
リンガーハットグループ食事優待券(額面540円)
100株~ 299株 贈呈枚数: 2枚 優待額: 1,100円
300株~ 499株 贈呈枚数: 7枚 優待額: 3,300円
500株~ 999株 贈呈枚数:12枚 優待額: 6,600円
1,000株~1,999株 贈呈枚数:25枚 優待額:13,750円
2,000株以上 贈呈枚数:50枚 優待額:27,500円
さらに長期保有優待制度もあります。
SBIネオモバイル証券なら長期保有の裏ワザがあります。
詳しくは下記をご参照ください。
長期保有優待制度
基準日(2月末)時点で3年以上保有
贈呈回数:年1回(毎年5月下旬に贈呈)
100株~ 999株 加算枚数:+2枚 優待額:+1,100円
1,000株以上 加算枚数:+4枚 優待額:+2,200円
ここで注意すべきなのが長期保有優待制度は2月末のみの優待で、8月の権利確定日に長期優待はないという点です。
長期保有の場合は勘違いに気を付けてください!
またリンガーハットの株主優待は保有すればするほど利回りが上がっていくタイプの優待です。
すかいらーくなどと同じタイプの株主優待ですね!
具体的には1回の権利確定につき
100株の場合:100株あたり2枚
300株の場合:100株あたり2.3枚
500株の場合:100株あたり2.4枚
1000株の場合:100株あたり2.5枚
となります。
ただし3年以上長期保有する場合は100株保有時が一番利回りが高くなりますので、長期保有を検討している方は100株での保有をおすすめします。
使い方について
会計の時にお金と一緒に出すことで利用することが出来ます。
また券売機の店舗の場合でも食券の購入前に店員の方に声をかけることで利用できます。
近くに店舗がない方向けに300株以上を保有している株主に対して自社商品と交換することができます。
注意点として100株保有者は自社商品と交換することが出来ないという点です。
リンガーハットの株主優待はいつ届く?
リンガーハットの株主優待は下記の日程で届く予定です。
- 2月権利確定分・・5月末
- 8月権利確定分・・11月末
権利確定日から約3か月後に届きます。
期限はいつからいつまで?
リンガーハットの株主優待は有効期限が発行日から約8カ月間となります。
つまり
- 2月権利確定分・・翌年1月末
- 8月権利確定分・・翌年7月末
やや中途半端な有効期限となっています。
複数保有している方は期限切れには十分注意しましょう。
ヤフーオークションの買取価格について
リンガーハットの株主優待はヤフーオークションでは下記の価格帯で取引されています。
・100株分・・900円~950円
額面の90%前後で取引されています。
リンガーハットの株主優待を利用できる店舗
リンガーハットの株主優待はリンガーハットはもちろんのこと「濵かつ」や「長崎卓袱浜勝」で利用できます。
主に九州や関東を中心に展開しております。
地方への出店は少ないため、九州や関東以外の地方の地域にお住いの方は保有するメリットは少ないでしょう。
詳しくは下記の店舗一覧をご覧ください。
リンガーハットの株主優待の評判について
リンガーハットの食事券は、長崎ちゃんぽんの「リンガーハット」をはじめとして、とんかつの「濱かつ」などで使用することができます。
私はほんの少しですが、リンガーハットの株を所有しているので、毎年この食事券を2000円ほどいただいており、「濱かつ」でちょっとリッチなお食事をいただくのを、楽しみにしています。
「濱かつ」は、どのメニューもとても美味しくて大好きなのですが、この優待でいただいた食事券2000円を使用する時は、せっかくなので一番高いメニューの「濱かつスペシャル」を注文することにしています。
「濱かつスペシャル」は、ロースかつ、ヒレかつ、オランダかつの3つのとんかつに、エビフライがついているとてもぜいたくな定食です。
特にエビフライは特筆すべきもので、そのサイズは通常のものよりかなり大きくて、それをいただく時は、本当に幸せな気持ちになります。
リンガーハットの株主でよかったなあと、心から思います。
株価自体は私が購入した時よりもずいぶん下がり、はっきり言ってマイナスなので、いつ手離そうか迷っているのですが、このエビフライのことを思い出すと未練がわいてきて、やはりまだ引き続き持っておこうと言う気持ちにさせられます。
実はリンガーハットの商品券や商品はふるさと納税でも貰える!
リンガーハットの商品券や商品はふるさと納税で貰うこともできます。
静岡県駿東郡小山町ではリンガーハットの商品券
リンガーハットグループの自社生産工場ある静岡県駿東郡小山町で「ふるさと納税」の返礼品として、リンガーハットの商品券を獲得することが出来ます。
リンガーハットの株主優待と使い方は原則として同じですので、リンガーハットの株主優待だけでは足りない!という方はふるさと納税で獲得枚数を増やしてみても良いかと思います。
長崎県長崎市または佐賀県神埼郡吉野ヶ里町でリンガーハットの商品
長崎県長崎市/佐賀県神埼郡吉野ヶ里町への寄付でリンガーハットの長崎ちゃんぽんなどの冷凍食品をお礼品で貰うことが出来ます。
株主総会のお土産はないが、議決権行使で優待券がもらえる!
リンガーハットは株主総会お土産がありません。
しかしながら、議決権を行使するとお礼に1,080円分の優待券がもらえます。
議決権行使の紙は管理人の場合はろくに見ないで捨ててしまうことが多いのですが、リンガーハットだけは必ず行使するようにしましょう。
リンガーハットの業績や収益状況を調べてみた
リンガーハットの過去の業績や株主還元を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。
期 | 売上高 | 営業益 | 経常利益 | 最終利益 |
・2016年2月期 | 41,129 | 2,834 | 2,681 | 1,271 |
・2017年2月期 | 43,844 | 3,284 | 3,158 | 1,620 |
・2018年2月期 | 45,682 | 2,825 | 2,782 | 1,333 |
・2019年2月期 | 46,928 | 2,394 | 2,310 | 837 |
・2020年2月期(予想) | 50,000 | 2,600 | 2,500 | 1,000 |
具体的に内容を見ていきましょう。
リンガーハットの売上高は毎年増収
リンガーハットの過去の売上高を見てみましょう。
- 2016年2月期・・41129百万円
- 2017年2月期・・43844百万円
- 2018年2月期・・45682百万円
- 2019年2月期・・46928百万円
- 2020年2月期・・50000百万円(予想)
毎年増収しています。
2020年2月期は大幅増収の予想を出しているので、期待できますね。
リンガーハットの経常利益は減益傾向。人手不足の影響が大きい
リンガーハットの過去の経常利益を見てみましょう。
- 2016年2月期・・2681百万円
- 2017年2月期・・3158百万円
- 2018年2月期・・2782百万円
- 2019年2月期・・2310百万円
- 2020年2月期・・2500百万円(予想)
人手不足不足や原材料費の高騰の影響で減益となっています。
飲食業界全体的に厳しい状況が続いていますね。
2020年は増益計画ですが、売上高が下回ると厳しそうです。
リンガーハットの最終利益も減益が続く
リンガーハットの過去の最終利益を見てみましょう。
- 2016年2月期・・1271百万円
- 2017年2月期・・1620百万円
- 2018年2月期・・1333百万円
- 2019年2月期・・837百万円
- 2020年2月期・・1000百万円(予想)
経常利益と同じように減益が続いています。
売上高が計画を下回ると、さらに下にいきそうです。
人手不足や原材料費の高騰の改善が見込まれないため、生産性の向上が課題となってきますね。
リンガーハットの安全性は?財務情報を調べてみた
リンガーハットの直近3年間の財務情報を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。
期 | 自己資本比率 | 有利子負債 |
・2017年2月期 | 57.3 | 37% |
・2018年2月期 | 62.6 | 22% |
・2019年2月期 | 59 | 29% |
具体的に内容を見ていきましょう。
リンガーハットの自己資本比率は高い!安全な投資先
リンガーハットの過去3年間の自己資本比率を見てみましょう。
- 2017年2月期・・57.3%
- 2018年2月期・・62.6%
- 2019年2月期・・59%
リンガーハットの自己資本比率は高く、安全とされる40%を大きく上回り、60%前後で推移しています。
安全性は極めて高いといえるでしょう。
リンガーハットの有利子負債倍率も30%以下で安定的
リンガーハットの過去3年間の有利子負債倍率を見てみましょう。
- 2017年2月期・・37%
- 2018年2月期・・22%
- 2019年2月期・・29%
2018年から30%を下回っており、借り入れには依存していないです。
基準となる100%を大きく下回るので、安全性は極めて高いといえます。
リンガーハットの株価は割安?割高?指標から見てみた
ここではリンガーハットの株価について投資指標と合わせてみていきます。
まずはリンガーハットの投資情報を見ていきます。
【下記の情報はいずれも令和01年06月12日時点の情報】
証券コード | 8200 |
企業名 | リンガーハット |
配当利回り | 0.53% |
時価総額 | 59,383百万円 |
株の購入価格 | 227,800 |
PER | (連) 56.69倍 |
PBR | (連) 2.97倍 |
年初来高値 | 2,445円 |
年初来安値 | 2,216円 |
具体的に見ていきましょう。
株価は安定的。大きく上下しない傾向
リンガーハットの株価は2,200円~2,600円で推移しています。
安定的な傾向にあります。
PERは56.69倍、PBRは2.97倍と割高になっていますが、これは人気の高い株主優待を提供している企業によくある傾向です。
あまり気にしなくても良いでしょう。
配当の推移について
リンガーハットの配当は下記の通り推移しています。
- 2010年2月期・・6円
- 2011年2月期・・10円
- 2012年2月期・・10円
- 2013年2月期・・10円
- 2014年2月期・・10円
- 2015年2月期・・13円
- 2016年2月期・・17円
- 2017年2月期・・20円
- 2018年2月期・・16円
- 2019年2月期・・12円
- 2020年2月期・・12円(予想)
配当は利益に応じて贈呈しています。
原材料費の増加や人手不足の影響により減益傾向にあるので、配当の増加はあまり期待ができませんね。
利回りの推移について
過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。
- 株価が2200円の時、配当利回りは0.5%、優待+配当利回りは1.5%
- 株価が2400円の時、配当利回りは0.5%、優待+配当利回りは1.3%
- 株価が2600円の時、配当利回りは0.5%、優待+配当利回りは1.2%
利回りの観点で見るとあまりおすすめできません。
優待+配当利回りは1.5%以下となっているため、将来性を見込んでの投資をおすすめします。
リンガーハットの株価は今後はどうなる?過去の業績から予想してみた
リンガーハットの業績や安全性についてまとめてみました。
ポイントをまとめると
- 増収しているが、減益傾向
- 配当利回りも低く、0.5%程度
- 優待+配当利回りは1%以下で、魅力なし
- 自己資本や借入依存が低く、安全性は高い
今後リンガーハットの株価は上値が重そうです。
優待の拡充やコストの削減などがないと株価が上がる可能性は低そうです。
リンガーハットの株主優待のおすすめ度は星2つ
今回はリンガーハットの株主優待や業績についてまとめてみました。
リンガーハットの業績や利回りから見た株主優待のおすすめ度は★★☆☆☆です。
- 株主優待が使いやすい食事券
- 財務が盤石で安全性が高い
というメリットがある反面
- 利回りが低い。配当と優待と合わせても1.5%以下
- 減益傾向にあり、増配の見込みも薄い
というデメリットがあります。
新商品の販売や新たな店舗の展開など既存とは異なる新しい取り組みをしなければ増益や優待拡充の可能性が低いです。
しかしながら、安全性や安定性は高いので、安定・安全を重視する方にはおすすめできる銘柄です。
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