住友商事が配当利回り5.4%超えの高配当!株価を分析し今後の株価を予想

株価分析
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住友商事【8053】は総合商社第4位の大手です。

「石橋を叩いても渡らない」といわれているように堅実な経営が持ち味の企業です。

非資源の分野に強みを持っている商社で三井物産や三菱商事とはちょっと色が違う商社です。

この住友商事ですが、配当利回りが5.4%を超えており、かなり高い配当利回りとなっています。

 

今回は住友商事について

    • 配当利回りが5.4%超えと圧倒的な理由について
    • 株価が下落している要因は?
    • 住友商事の株価は今後どうなるのか?
    • 住友商事は買いなのか?

を中心に分析していきます。

 

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住友商事の株価や配当まとめ

住友商事の銘柄概要は下記のとおりです。

【高配当株おすすめ度】★★★★★

【株価】1643円【令和01年10月10日時点】

最新の株価はこちら

【配当】90.00円

【配当利回り】5.48%

【特徴】

  • 国内第4位の総合商社
  • 配当利回りは5.4%超えの高配当
  • 一度減配して失敗したため、累進配当は維持されそう
  • 配当狙いで購入するなら最もおすすめできる銘柄の一つ

簡単にまとめてみました。

それではもう少し詳しく見ていきましょう。

住友商事が配当利回り5.4%超えの高配当!今後も維持できるか?

住友商事は配当利回りが5.4%超えで、高配当の5大総合商社の中でも最も高い利回りです。

配当利回りが高い要因が記念配当の増額です。

普通配当80円に加えて記念配当10円を増額したため、配当利回りが高くなっています。

仮に記念配当をなくした80円の場合は配当利回りが4.87%となり、他の総合商社とほぼ変わらない水準となります。

とはいえ、この高配当は今後も維持されると個人的には見ています。

つまり来年以降も90円以上の配当が維持される可能性高いという事です。

具体的に見ていきましょう。

配当の推移を見てみると2013年を除き、累進配当

住友商事の配当は下記の通り推移しています。

  • 2010年3月期・・24円
  • 2011年3月期・・36円
  • 2012年3月期・・50円
  • 2013年3月期・・46円
  • 2014年3月期・・47円
  • 2015年3月期・・50円
  • 2016年3月期・・50円
  • 2017年3月期・・50円
  • 2018年3月期・・62円
  • 2019年3月期・・75円
  • 2020年3月期・・90円(予想)

2013年は減配しましたが、それ以降は累進配当を継続しています。

2013年3月期は減配したが、市場からの信頼を失う

2013年3月期は減配していますが、結果株価が下落したという背景があります。

この時期はアメリカのシェールオイルへの投資の失敗が響き、赤字だった時期です。

減配した結果、市場の信頼を失い、大きく株価が下落したという背景があります。

そのため、今後の減配にはやや神経質になりそうな気配があります。

2014年3月期以降は増配傾向で累進配当!今後も期待できる

2014年3月期以降は増配傾向で実質的に累進配当を維持しています。

減配した失敗からか株主優待還元は積極的に行っています。

またIRにも下記のとおり株主還元は積極的に行うということを宣言しています。

⻑期にわたり安定した配当を⾏うことを基本⽅針としつつ、 基本⽅針 中⻑期的な利益成⻑による1株当たりの配当額増加を⽬指す

(住友商事 2018年度決算説明会プレゼンテーション資料より)

今後も累進配当を維持したいのは間違いないでしょう

累進配当の意欲は強く、高配当維持しそう

累進配当を謳っているため、今後もし減配したとしたら市場からの信頼を失う可能性があります。

そのため例え記念配当だったとしても来年以降も90円以上の配当を維持するのではないかという予想をしています。

累進配当の意欲は強いので、配当狙いの買いは十分ありかと思います。

業績についても大きなリスクは見当たらない

住友商事の売上高は右肩上がり 住友商事の最終利益は順調減配リスクは見当たらない   住友商事の自己資本比率は30%超えており安全性高い

住友商事の業績をまとめてみました。

売上高、最終利益いずれも右肩上がりです。

経常利益はやや落ち込みましたが、利益水準は十分にありそうです。

自己資本比率も35%前後と高く、現在のところ特段リスクは見当たりません。

 

注意点としては世界経済全体の落ち込みです。

住友商事を含めた総合商社は景気後退の影響を大きく受けるため、景気が落ち込んだときは株価が下落するペースも早いです。

特に日中貿易戦争の影響によって先行き不透明感が増していますので、世界経済の先行きには気を付けてみた方が良さそうですね。

住友商事の株価は超割安で推移

住友商事の株価を分析してみます。

特徴は

  • 株価2年チャートで見ると下落傾向
  • 株価10年チャートで見ると上昇チャート
  • 比較的株価が安定しているので、投資しやすい

株価2年チャートで見ると下落傾向に

株価2年チャートで見ると下落傾向ですね。

一時期1,800円まで株価を戻しましたが、最近になってまた下落しています。

特段材料なく株価が下落していますので、再度上昇する見込みも十分ありそうです。

株価10年チャートで見ると上昇トレンド

株価10年チャートで見ると上昇チャートです。

株価が安定しており、大きく上昇することもない一方で大きく下落することもないです。

安定的に高配当をもらいたい!という方に適した銘柄です。

株価も超割安でPER6倍台

住友商事の株価は超割安です。

総合商社株は全体的に海外勢の買いが入りにくい銘柄のため万円割安株といわれています。

実際住友商事のPERは(連) 6.03倍,PBRは(連) 0.77倍となっており、超割安です。

利回りも5%超えで、十分すぎる!

過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。

  • 株価が1400円の時、配当利回りは6.43%
  • 株価が1800円の時、配当利回りは5%
  • 株価が2100円の時、配当利回りは4.29%

現在の株価は1643円【令和01年10月10日時点】のため

配当利回りは5.48%となります。

利回りを考慮すると株価1,800円台までは十分魅力がありそうです。

 

住友商事の株価は今後どうなる?予想してみた

住友商事の株価は今後1,800円台までは上昇する見込みがあると予想します。

理由は

  • 配当利回り5.48%はかなり高い!割安感から配当狙いの買いが入りそう
  • 業績も順調で大きなリスクは見当たらない
  • 自己資本や利益水準から配当余力は十分にありそう

という点です。

 

懸念材料は世界経済の落ち込みによる日本株全体の下落ですが、これはどの銘柄にもいえることです。

増配意欲も強いことから十分に買いで入っても問題なさそうな銘柄ですね。

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