ファナック【6954】は買うべきかを分析!今後の株価を予想してみる

株価分析
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ファナックは工業用機械装置であるNC装置で世界首位を誇ります。

NC装置とは工作機械の頭脳部分をつかさどる装置であり、世界から高い評価を得ています。

またFA(NC装置を含む)の他、自動車向けの多関節ロボット、小型マシニングセンタ「ロボドリル」も世界でトップクラスのシェアを誇ります。

ファナックの銘柄に興味がある方なら

    • ファナックの株価の推移について知りたい
    • ファナックって業績はどうなの?利益は出ているの?
    • ファナックは財務的に安全なの?株主優待の廃止とかはないの?
    • ファナックの株価ってどうなるの?今って買い時なの?

という点は気になりますよね?

今回はファナックについて

    • 企業概要について
    • 業績から見た将来性や収益性の分析
    • 財務的な安全性について
    • 配当や利回りについて
    • 株主優待や総会お土産はあるのか
    • ファナックの株価は今度どうなりそうなのか

をご紹介していきます。

ぜひ投資する際の参考にしてみてください。

 

 

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ファナックの株価や配当まとめ

ファナックの銘柄概要は下記のとおりです。
【おすすめ度】
★★★★☆
【株価】
19585円【令和01年07月28日時点】
【配当】
270.9円
【安全性】
★★★★★

【収益性】
★★★☆☆

【将来性】
★★★★★
【配当利回り】
1.38%
簡単にまとめてみました。
それではもう少し詳しく見ていきましょう。

株主優待について

ファナックは株主優待がありません。

産業用機械やFA装置、マシニングセンタなど一般の消費者にとってあまり関係のない商品を主力で取り扱っているため、なじみが薄いといったところですね。

今後もファナックが株主優待を導入する可能性は極めて低いでしょう。

株主総会のお土産について

ファナックは株主総会お土産があります。

基本的には毎年下記のようなどら焼きが貰えるようです。


またどら焼きの他に会場では昼食としてサンドイッチが配られています。

株主総会の開催場所は山梨なので、実際に行ける方は限定的かもしれませんね。

ファナックの業績や収益状況を調べてみた

ファナックの過去の業績や株主還元を調べてみました。

まとめますと下記の通りです。

【百万円】
売上高 営業益 経常利益 最終利益
2016年3月期 623,418 215,567 229,361 159,700
2017年3月期 536,942 153,217 168,829 127,697
2018年3月期 726,596 229,604 249,525 181,957
2019年3月期 635,568 163,297 183,459 154,163
2020年3月期(予想) 536,900 75,700 84,700 62,300

具体的に内容を見ていきましょう。

ファナックの売上高は伸び悩み

ファナックの過去の売上高を見てみましょう。

売上高は伸び悩みを見せています。

  • 工作機械が減速しており、FAが低迷したこと
  • スマホの需要が停滞しており、ロボマシンの売上高が伸びなかったこと
  • 人件費や開発費が高止まりしていること

が伸び悩んでいる大きな要因です。

一方で、AIや自動運転に関係する需要は今後も見込まれており、2020年3月期の予想はやや消極的な予想となっているかなぁという気がします。

特に2019年10月からは山梨で新工場である超精密加工機工場が稼働し、Iot関連機器や自動運転の関連機器の供給が開始されます。

売上高は予想よりも伸びそうな気がしますね。

ファナックの最終利益は大幅減益予想

ファナックの過去の最終利益を見てみましょう。

最終利益は大幅減益予想を出しています。

こちらも1ドル=100円想定であることもあり、消極的な予想がでています。

Iot関連や自動運転の需要が今後どのくらい伸びてくるか注目です。

ファナックの安全性は?財務情報を調べてみた

ファナックの直近3年間の財務情報を調べてみました。

まとめますと下記の通りです。

自己資本比率 有利子負債倍率
2017年3月期 87.1
2018年3月期 84.5
2019年3月期 88.5

具体的に内容を見ていきましょう。

ファナックの自己資本比率は90%弱で超安全企業

ファナックの過去3年間の自己資本比率を見てみましょう。

自己資本比率が約90%ある超優良企業です。

数ある日本企業の中でもトップクラスの安全性を誇ります。

破産する可能性は限りなく低そうですね。

また有利子負債もゼロで、無借金経営を貫いています。

売上高7,000億を超える企業で無借金を貫けるというのはかなりすごいです。

ファナックは知名度こそ低いですが、日本を代表する優良企業です。

ファナックの株価は割安?割高?指標から見てみた

ここではファナックの株価について投資指標と合わせてみていきます。

まずはファナックの投資情報を見ていきます。

【下記の情報はいずれも令和01年07月28日時点の情報】

証券コード 6954
企業名 ファナック
株価 19,585
配当利回り —%
時価総額 3,995,964百万円
株の購入価格 1,958,500
PER (連) 60.93倍
PBR (連) 2.64倍
年初来高値 22,060円
年初来安値 15,570円

具体的に見ていきましょう。

株価の推移について

ファナックの株価は15000円~25000円で推移しています。

現在の株価は19585円です。【令和01年07月28日時点】

ファナックの株価は浮き沈みが激しいのが特徴です。

また株価も高く、単元株を購入しようと思ったら200万円近い資金が必要になります。

そこまで資金を出すのは難しいけど、ファナックには興味があるという方はSBIネオモバイル証券の端数投資をおすすめします。

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株主優待の長期保有が魅力的な企業が多いけど、何年も株を持っていると値下がりのリスクもあるし、利益になったら売りたいなぁ。 何か良い方法で長期保有できる方法はないかなぁ・・ または ...

1株から投資できるので、低リスクでの運用ができます。

PERは(連) 60.93倍,PBRは(連) 2.64倍です。

かなり割高ですね。

利益予想が消極的とはいえ、投資するにはちょっと怖い金額となっています。

配当の推移について

ファナックの配当は下記の通り推移しています。

  • 2010年3月期・・56.33円
  • 2011年3月期・・184.13円
  • 2012年3月期・・212.77円
  • 2013年3月期・・184.68円
  • 2014年3月期・・170.06円
  • 2015年3月期・・636.62円
  • 2016年3月期・・490.07円
  • 2017年3月期・・395.18円
  • 2018年3月期・・563.2円
  • 2019年3月期・・1003.11円
  • 2020年3月期・・270.9円(予想)

配当は利益によって大きく増減します。

2020年は大幅な減益予想をだしているため、大幅な減配予想となっています。

利回りの推移について

過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。

  • 株価が15000円の時、配当利回りは1.81%、優待+配当利回りは0%
  • 株価が20000円の時、配当利回りは1.35%、優待+配当利回りは0%
  • 株価が25000円の時、配当利回りは1.08%、優待+配当利回りは0%

現在の株価は19585円【令和01年07月28日時点】のため

配当利回りは1.38%となります。

利回り的には今一つといったところですね。

配当目当てに買う銘柄ではないです。

ファナックの株価は今後どうなる?予想してみた。

ファナックの株価は今後自動運転やIotの需要次第で十分上がる可能性はあると思います。

今回の業績予想はさすがに少し消極的すぎますね。

自動運転や、Iot、AIなど今後のテーマになる可能性が高い機械を取り扱っているので、将来性も高い企業です。

短期的に下がることはあっても今後5年間で上がってくる余地は十分にありそうです。

 

ただし、景気連動株なので、景気の悪化による株価急落は注意が必要です。

自己資本は潤沢にありますので、株価が急落した時に買いに入ってもよさそうですね。

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