三井住友フィナンシャルグループ【8316】は高配当だが将来性は厳しい!今後の株価を予想してみた。

三井住友フィナンシャルグループは三大メガバンクの一つです。

日本を代表する銀行として企業の成長を引っ張ってきました。

そんな三井住友フィナンシャルグループですが、将来性は厳しいといわれています。

 

三井住友フィナンシャルグループの銘柄に興味がある方なら

    • 三井住友フィナンシャルグループの株価の推移について知りたい
    • 三井住友フィナンシャルグループって業績はどうなの?利益は出ているの?
    • 三井住友フィナンシャルグループは財務的に安全なの?株主優待の廃止とかはないの?
    • 三井住友フィナンシャルグループの株価ってどうなるの?今って買い時なの?
    • なぜ三井住友フィナンシャルグループの将来性は厳しいのか

という点は気になりますよね?

今回は三井住友フィナンシャルグループについて

    • 業績や利益の推移について
    • 財務的な安全性について
    • 配当や利回りについて
    • 株主優待や総会お土産はあるのか
    • 三井住友フィナンシャルグループの株価は今度どうなりそうなのか

をご紹介していきます。

ぜひ投資する際の参考にしてみてください。

 

 

三井住友フィナンシャルグループのおすすめ度について

三井住友フィナンシャルグループの銘柄概要は下記のとおりです。

【おすすめ度】
★★☆☆☆
【株価】
3759円(令和01年06月24日時点)
【配当】
180円
【安全性】
★★★☆☆
【収益性】
★★☆☆☆
【将来性】
★★☆☆☆
【配当利回り】
4.80%

簡単にまとめてみました。

メガバンクに興味がある方は三菱UFJフィナンシャルグループとみずほフィナンシャルグループの銘柄も見逃せません。

個人的には海外で稼ぐ力が強く、業界トップの三菱UFJフィナンシャルグループの銘柄がおすすめです。

株主優待について

三井住友フィナンシャルグループ株主優待がありません。

三井住友フィナンシャルグループに限らず、メガバンクは現在株主優待を導入していません。

株主が多く、コストが多大にかかってしまうというのが大きな理由ですね。

株主総会のお土産について

三井住友フィナンシャルグループは株主総会お土産がありません。

総会お土産を嫌う外国人投資家や機関投資家が多いのが要因です。

三井住友フィナンシャルグループの業績や収益状況を調べてみた

三井住友フィナンシャルグループの過去の業績や株主還元を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。

        【百万円】
売上高 営業益 経常利益 最終利益
2016年3月期 4,772,100 985,284 646,687
2017年3月期 5,133,245 1,005,855 706,519
2018年3月期 5,764,172 1,164,113 734,368
2019年3月期 5,735,312 1,135,300 726,681
2020年3月期 700,000

具体的に内容を見ていきましょう。

三井住友フィナンシャルグループの売上高は一見好調に見えるが・・

三井住友フィナンシャルグループの過去の売上高を見てみましょう。

  • 2016年3月期・・4772100百万円
  • 2017年3月期・・5133245百万円
  • 2018年3月期・・5764172百万円
  • 2019年3月期・・5735312百万円

2018年までは好調に推移していましたが、2019年で減収となりました。

資産運用系のビジネスが停滞していたためです。

海外事業で稼ぐことができましたので、そこまで大きな減収とはなりませんでしたが、日中の貿易戦争や逆イールド減少の発生など厳しい環境が続いているため、今後も伸び悩みを見せる可能性は高いでしょう。

三井住友フィナンシャルグループの最終利益は減益予想。外部環境が悪化

三井住友フィナンシャルグループの過去の最終利益を見てみましょう。

  • 2016年3月期・・646687百万円
  • 2017年3月期・・706519百万円
  • 2018年3月期・・734368百万円
  • 2019年3月期・・726681百万円
  • 2020年3月期・・700000百万円(予想)

弱気な予想となっています。

外部環境が悪化しているためですね。

今後は国内ではあまり期待ができないので、海外でいかに稼げるかがカギとなります。

三井住友フィナンシャルグループの安全性は?財務情報を調べてみた

三井住友フィナンシャルグループの直近3年間の財務情報を調べてみました。

まとめますと下記の通りです。

自己資本比率 有利子負債倍率
2017年3月期 4.9
2018年3月期 5.2
2019年3月期 5.3

具体的に内容を見ていきましょう。

三井住友フィナンシャルグループの自己資本比率は?

三井住友フィナンシャルグループの過去3年間の自己資本比率を見てみましょう。

  • 2017年3月・・4.9%
  • 2018年3月・・5.2%
  • 2019年3月・・5.3%

5%台と一見低いように見えますが、銀行は基本的に自己資本比率が低いビジネスです。

(貯金が負債になるため)

そのため、あまり気にする必要はありません。

三井住友フィナンシャルグループの株価は割安?割高?指標から見てみた

ここでは三井住友フィナンシャルグループの株価について投資指標と合わせてみていきます。
まずは三井住友フィナンシャルグループの投資情報を見ていきます。
【下記の情報はいずれも令和01年06月24日時点の情報】

企業名 三井住友フィナンシャルグループ
株価 3,759
配当利回り 4.79%
時価総額 5,260,350百万円
株の購入価格 375,900
PER (連) 7.49倍
PBR (連) 0.49倍
年初来高値 4,167円
年初来安値 3,581円

具体的に見ていきましょう。

株価は下落したが、下値は堅そう

三井住友フィナンシャルグループの株価は3500円~4500円で推移しています。

現在の株価は3759円です。【令和01年06月24日時点】

PERは7.49倍、PBRは0.49倍と割安で推移しています。

見る限り3,500円の下値は堅そうですので、3,500円円近辺での購入はあり!ですね。

配当の推移について

三井住友フィナンシャルグループの配当は下記の通り推移しています。

  • 2010年3月期・・100円
  • 2011年3月期・・100円
  • 2012年3月期・・100円
  • 2013年3月期・・120円
  • 2014年3月期・・120円
  • 2015年3月期・・140円
  • 2016年3月期・・150円
  • 2017年3月期・・150円
  • 2018年3月期・・170円
  • 2019年3月期・・180円
  • 2020年3月期・・180円(予想)

増配を続けています。

2014年あたりからは特に景気が回復してきたため、増配傾向にありました。

しかしながら、近年景気に限りが見えているので、増配は厳しい感じがしますね。

利回りは高い!4%超えの高配当

過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。

  • 株価が3500円の時、配当利回りは5.1%
  • 株価が4000円の時、配当利回りは4.5%
  • 株価が4500円の時、配当利回りは4%

現在の株価は3759円【令和01年06月24日時点】のため

配当利回りは4.8%となります。

魅力的な水準ですね。

利回りを重視する方にはおすすめできます。

三井住友フィナンシャルグループの株価は今後どうなる?予想してみた。

以上三井住友フィナンシャルグループの業績をまとめてみました。

個人的には今後の株価の上昇は厳しいと思われます

確かに三井住友フィナンシャルグループの株は高配当株で、魅力的です。

3,000円台で購入できれば4%を超える配当となり、利回り水準はかなり高めです。

しかしながら、銀行全体として将来性が厳しいという問題があります。

  • 貸出先がない
  • 国内は少子高齢化で経済が縮小していく見込み
  • 仮想通貨など現金以外での取引が多くなってきた(銀行を通さない取引)
  • AI化によっていらない人員がかなり増える(無駄なコストが増加)

という点が主な将来性が厳しい理由です。

利回りの高さから短期的にあがることはあっても5年、10年とみたときに株価は下落している可能性が高いでしょう。

まとめると三井住友フィナンシャルグループは短期的な投資先としてはおすすめできますが、長期的な投資先としてはおすすめできません。

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