鳥貴族【3193】の株価が下落。株主優待や今後はどうなるかを検証!

株主優待銘柄
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鳥貴族は焼き鳥居酒屋を展開するチェーン店です。

全品298円(税抜)という破格の価格で人気を集めました。

しかしながら、2019年に入って業績が急落し、株価が下落しています。

 

鳥貴族は株主優待を贈呈しており、自社で利用できる食事券を贈呈しています。

今回は鳥貴族について

    • 株主優待の詳しい内容について
    • 株主優待を利用できる店舗について
    • 株主優待はいつ到着するのか
    • 配当や利回りについて
    • 株主総会のお土産について
    • 鳥貴族の過去の業績や今後どうなるのか

を検証していきます。

 

 

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鳥貴族の株主優待の内容について

鳥貴族の株主優待の内容は下記のとおりです。
【おすすめ度】
★★★☆☆

【権利確定日】

1・7月

【株主優待内容】

  • 100株~299株・・・年間 2,000円相当の食事優待券(1,000円相当を年2回)
  • 300株~499株・・・年間 6,000円相当の食事優待券(3,000円相当を年2回)
  • 500株~・・・・・・年間10,000円相当の食事優待券(5,000円相当を年2回)

【株価】
2137円(令和01年06月21日時点)

【配当】
8円

【配当利回り】
0.40%

【優待利回り】
1.87%

【優待利回り+配当利回り】
2.20%

株主優待はいつ届く?

鳥貴族の株主優待は下記を目安として届きます。

  • 1月権利確定分→4月
  • 7月権利確定分→10月

権利確定日のおよそ3か月後に到着します。

有効期限について

鳥貴族の株主優待券の有効期限は下記のとおりです。

  • 1月権利確定・・同年5月~10月末までの半年間
  • 7月権利確定・・同年11月~翌年4月末までの半年間

有効期限は半年間なので、やや短めです。

利用できる店舗は関東、名古屋、大阪が中心

鳥貴族の株主優待は下記の地域で利用できます。(令和元年6月21日現在)

  • 関東(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城)
  • 東海(愛知、岐阜、静岡、三重)
  • 関西(大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、和歌山)

首都圏が中心なので、上記以外の地域にお住いの方は投資するメリットは薄いですね。

詳しくは鳥貴族 店舗検索から調べることができます。

ヤフーオークションの買取価格について

鳥貴族の株主優待はヤフーオークションでは下記の価格帯で取引されています。

・100株分 2,000円分・・1850円~1980円

額面の9割以上の価格帯で取引されており、非常に人気の高い株主優待です。

株主総会のお土産について

鳥貴族は株主総会お土産が廃止されました。
過去には下記のお土産が贈呈されていました。

  • 2017年・・卓上カレンダー+ボールペン
  • 2016年・・卓上カレンダー+新米300g

業績も悪化しているので、復活する見込みもほぼないでしょう。

株主優待や配当での還元に期待ですね。

鳥貴族の業績や収益状況を調べてみた

鳥貴族の過去の業績や株主還元を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。

【百万円】
売上高 営業益 経常利益 最終利益
2015年7月期 18,659 1,118 1,082 585
2016年7月期 24,509 1,595 1,547 981
2017年7月期 29,336 1,457 1,426 967
2018年7月期 33,978 1,681 1,613 662
2019年7月期 35,864 678 608 -356

具体的に内容を見ていきましょう。

鳥貴族の売上高は増収傾向。店舗数の拡大が大きい

鳥貴族の過去の売上高を見てみましょう。

  • 2015年7月期・・18659百万円
  • 2016年7月期・・24509百万円
  • 2017年7月期・・29336百万円
  • 2018年7月期・・33978百万円
  • 2019年7月期・・35864百万円(予想)

売上高は好調で毎年増収しています。

店舗数を増やしている関係で増収していますが、今後は既存店の強化をしてく予定なので、大きく売上高が伸びる可能性は少ないです。

鳥貴族の最終利益は赤字予想。今後が懸念される

鳥貴族の過去の最終利益を見てみましょう。

  • 2015年7月期・・585百万円
  • 2016年7月期・・981百万円
  • 2017年7月期・・967百万円
  • 2018年7月期・・662百万円
  • 2019年7月期・・-356百万円(予想)

2019年7月期は赤字予想となりました。

2017年10月に価格を値上げした影響が大きく、赤字予想となっています。

また人件費の増加や天候不順も影響したようです。

鳥貴族の安全性は?財務情報を調べてみた

鳥貴族の直近3年間の財務情報を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。

自己資本比率 有利子負債倍率
2016年7月期 44.4 43%
2017年7月期 39.7 59%
2018年7月期 36.7 42%

具体的に内容を見ていきましょう。

鳥貴族の自己資本比率は30%台で平均的

鳥貴族の過去3年間の自己資本比率を見てみましょう。

  • 2016年7月・・44.4%
  • 2017年7月・・39.7%
  • 2018年7月・・36.7%

鳥貴族の自己資本比率は30%台で平均的です。

ただ業績が悪化しているので、今後悪化していく可能性があります。

鳥貴族の有利子負債倍率は?

鳥貴族の過去3年間の有利子負債倍率を見てみましょう。

  • 2016年7月・・43%
  • 2017年7月・・59%
  • 2018年7月・・42%

有利子負債倍率は40~60%程度で推移しています。

こちらも健全な数値で推移しています。

しかしながら、業績が悪化しているので、今後急激に悪化する可能性があります。

鳥貴族の株価は割安?割高?指標から見てみた

ここでは鳥貴族の株価について投資指標と合わせてみていきます。
まずは鳥貴族の投資情報を見ていきます。
【下記の情報はいずれも令和01年06月21日時点の情報】

証券コード 3193
企業名 鳥貴族
株価 2,137
配当利回り 0.37%
時価総額 24,837百万円
株の購入価格 213,700
PER (単) —倍
PBR (単) 3.48倍
年初来高値 2,217円
年初来安値 1,478円

具体的に見ていきましょう。

株価が急落。今後に懸念

鳥貴族の株価は2000円~3000円で推移しています。

現在の株価は2137円です。【令和01年06月21日時点】

一時期3,000円を超える株価でしたが、業績が悪化して急落しています。

PBRも3.48倍と割高感があります。

今後利益をだせる経営ができるか注目です。

配当は減配の可能性もあり

鳥貴族の配当は下記の通り推移しています。

  • 2013年7月期・・0円
  • 2014年7月期・・10円
  • 2015年7月期・・15円
  • 2016年7月期・・6円
  • 2017年7月期・・8円
  • 2018年7月期・・8円
  • 2019年7月期・・8円(予想)

配当は8円の予想ですが、今後業績が回復しなければ減配の可能性がでてきます。

利回りの推移について

過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。

  • 株価が2000円の時、配当利回りは0.4%、優待+配当利回りは2.4%
  • 株価が2500円の時、配当利回りは0.3%、優待+配当利回りは1.9%
  • 株価が3000円の時、配当利回りは0.3%、優待+配当利回りは1.6%

現在の株価は2137円【令和01年06月21日時点】のため

配当利回りは0.4%、優待+配当利回りは2.2%となります。

利回り的にはあまり魅力がない投資先ですね。

鳥貴族の株主優待のおすすめ度は星2つ

今回は鳥貴族の株主優待や業績についてまとめてみました。
鳥貴族の業績、利回り、株主優待から見たおすすめ度は★★☆☆☆です。

  • 株主優待が鳥貴族で利用できる使いやすい食事券

というメリットがある反面

  • 業績が悪化で、赤字予想
  • 利回り的にも2%台と今一つ
  • 株主総会お土産も廃止されている

というデメリットがあります。

鳥貴族は急激に知名度をあげ、ファンの方も多いと思いますが、今後の業績の不透明感はぬぐえません。

ある程度リスクがある投資になることは理解の上投資することをお勧めします。

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