タナベ経営【9644】の株主優待は手帳!株価下落で魅力的な利回りに

タナベ経営は中小企業に特化した経営コンサルタント会社です。

コンサルタント会社といえば基本的には大企業を担当するので、タナベ経営のように中小企業を担当している会社は珍しいです。

働いている人自身の知識が商品のため、利益率は高い傾向にあります。

 

タナベ経営は株主優待を贈呈しており、3,000円相当の手帳をもらうことができます。

今回はタナベ経営について

  • 株主優待の詳しい内容について
  • 株主優待はいつ到着するのか
  • 配当や利回りについて
  • 株主総会のお土産について
  • タナベ経営の業績について
  • 今後の株価の予想について

をご紹介していきます。

タナベ経営の株主優待の内容について

タナベ経営の株主優待の内容は下記のとおりです。

権利確定日

9月

株主優待内容

100株以上 当社オリジナル手帳「ブルーダイアリー」1冊(3,000円相当)

 

経営コンサルタントはスケジュール管理が非常に重要のためか、株主優待は手帳を贈呈しています。

株主優待はいつ届く?

タナベ経営の株主優待は11月下旬を目安として届きます。

権利確定日のおよそ2か月後に到着します。

年が変わり、ちょうど新しい手帳が欲しいときにもらえるのはうれしいですね。

ヤフーオークションの買取価格について

タナベ経営の株主優待はヤフーオークションでは下記の価格帯で取引されています。

・100株分・・500円~1000円

出品自体あまり多くありません。

送料もかかってしまうため、売るにはあまりおすすめできません。

手帳は自分で使うことが多いと思いますので、できれば使ってしまいましょう!

 

株主総会のお土産について

タナベ経営は株主総会お土産があります。

過去に贈呈されたタナベ経営の株主総会のお土産は下記の通りです。

  • 2018年・・SHOTANIのクッキー
  • 2017年・・アンリ・シャルパンティエの焼き菓子詰め合わせ

毎年変更になっていますですが、お菓子類を贈呈しています。

ボリューム感あるお菓子で市価1,500円~2,000円程度でしょうか?

気になる方はぜひ参加してみてください。

タナベ経営の業績や収益状況を調べてみた

タナベ経営の過去の業績や株主還元を調べてみました。
まとめますと下記の通りです。

【百万円】
売上高 営業益 経常利益 最終利益
・2016年3月期 8,297 856 886 582
・2017年3月期 8,389 878 915 638
・2018年3月期 8,797 936 965 675
・2019年3月期 9,046 970 1,003 694
・2020年3月期(予想) 9,300 1,000 1,020 700

具体的に内容を見ていきましょう。

タナベ経営の売上高は?

タナベ経営の過去の売上高を見てみましょう。

  • 2016年3月期・・8297百万円
  • 2017年3月期・・8389百万円
  • 2018年3月期・・8797百万円
  • 2019年3月期・・9046百万円
  • 2020年3月期・・9300百万円(予想)

経営コンサルタント会社はタナベ経営のみならず、近年増益傾向にあります。

企業の売上高が伸びてきているため、コンサルタント会社に依頼してさらに良くしてもらおうと考える企業が多くなっていることが影響しています。

反対に景気が悪化しているときは「経営コンサルタントどころではない!」ということで、経営コンサルタントに依頼するケースが減ってきます。

景気が悪化したときは要注意ですね。

タナベ経営の経常利益は?

タナベ経営の過去の経常利益を見てみましょう。

  • 2016年3月期・・856百万円
  • 2017年3月期・・878百万円
  • 2018年3月期・・936百万円
  • 2019年3月期・・970百万円
  • 2020年3月期・・1000百万円(予想)

売上高に比例して伸びています。

経営コンサルタントは人が商品のため、売上高に比例して利益がでる傾向にあります。

反対に売上高が低下したときは落ち込みやすいので、景気の動向は注意した方が良いですね。

タナベ経営の安全性は?財務情報を調べてみた

タナベ経営の直近3年間の財務情報を調べてみました。

まとめますと下記の通りです。

自己資本比率 有利子負債
・2017年3月期 80.8%
・2018年3月期 81.4% 0%
・2019年3月期 83.8% 0%

具体的に内容を見ていきましょう。

タナベ経営の自己資本比率は?

タナベ経営の過去3年間の自己資本比率を見てみましょう。

  • 2017年3月期・・80.8%
  • 2018年3月期・・81.4%
  • 2019年3月期・・83.8%

自己資本比率が80%越えと驚異的な安全性を誇ります。

コンサルタントという業態上、極端に業績が悪化する可能性も低いので、破綻する可能性は今後10~20年単位で見てもほぼゼロに近いでしょう。

なによりも安全性を重視する方には特におすすめしたい投資先です。

タナベ経営の有利子負債は?

タナベ経営の過去3年間の有利子負債を見てみましょう。

  • 2017年3月期・・0%
  • 2018年3月期・・0%
  • 2019年3月期・・0%

タナベ経営の有利子負債はゼロです。

無借金経営を続けています。

最もコンサルタント会社という業態は基本的に借金をする必要性が少ない業種でもあります。

そのため、今後大きく業績が悪化しない限りは無借金経営を続けていくでしょう。

タナベ経営の株価は割安?割高?指標から見てみた

ここではタナベ経営の株価について投資指標と合わせてみていきます。

まずはタナベ経営の投資情報を見ていきます。

【下記の情報はいずれも令和01年06月10日時点の情報】

証券コード 9644
企業名 タナベ経営
配当利回り 3.57%
時価総額 10,531百万円
株の購入価格 120,300
PER (単) 14.80倍
PBR (単) 0.97倍
年初来高値 1,341円
年初来安値 1,190円

具体的に見ていきましょう。

株価は安定志向

タナベ経営の株価は近年は1,200円~1,300円で推移しています。

ただし、時価総額が一般的な業種と比較すると少ないので、大きな買い要因や売り要因があると大きく上下する可能性があります。

配当の推移について

タナベ経営の配当は下記の通り推移しています。

  • 2010年3月期・・18円
  • 2011年3月期・・22円
  • 2012年3月期・・22円
  • 2013年3月期・・26円
  • 2014年3月期・・30円
  • 2015年3月期・・33円
  • 2016年3月期・・38円
  • 2017年3月期・・40円
  • 2018年3月期・・41円
  • 2019年3月期・・42円
  • 2020年3月期・・43円

安定的に増配しています。

リーマンショック前後でも増配を続けており、今後も増配を続けていく可能性は高いでしょう。

利回りの推移について

過去の株価を踏まえた利回りは下記のとおりとなります。

  • 株価が1200円の時、配当利回りは3.6%、優待+配当利回りは6.1%
  • 株価が1250円の時、配当利回りは3.4%、優待+配当利回りは5.8%
  • 株価が1300円の時、配当利回りは3.3%、優待+配当利回りは5.6%

令和元年6月10日時点の株価は1203円です。

配当利回りは3.6%で、優待+配当利回りは6.1%と非常に高い数値を維持しています。

利回り狙いの方にもおすすめできます。

タナベ経営の株価は今後はどうなる?過去の業績から予想してみた

タナベ経営の業績や安全性についてまとめてみました。

ポイントをまとめると

  • 近年増収増益傾向にある
  • 配当利回りは3%半ばと高配当
  • 優待+配当利回りは6%越え
  • 自己資本比率80%越えの驚異の安全性

上記のポイントからタナベ経営の株価が今後どうなっていくか予想しました。

今後タナベ経営の株価は利回りや安全性の観点から上がる可能性があるものの、景気が後退しているので、注意が必要です。

2018年までは景気が拡大傾向にあったものの、2019年に入って逆イールドの発生や日米の貿易摩擦などにより、景気の先行き不安が広がっています。

景気が悪化したときは経営コンサルタント会社はマイナスの影響を大きく受けるので、注視する必要があります。

しかしながら、最も現状では割安の水準で推移しており、安全性も高い銘柄なので、おすすめできる銘柄の一つであることは間違いないです。

タナベ経営の株主優待のおすすめ度は星4つ

今回はタナベ経営の株主優待や業績についてまとめてみました。

タナベ経営の業績や利回りから見た株主優待のおすすめ度は★★★★☆です。

  • 株主優待が使いやすい3,000円相当の手帳がもらえる
  • 財務が盤石!自己資本比率80%越え、有利子負債ゼロで安全
  • 配当も増配傾向にある!配当利回り3%半ば越えで高配当
  • 株主総会でのお土産もある

というメリットがある反面

  • 景気が悪化したときは株価下落の可能も

というデメリットがあります。

特に安全性を重視する方におすすめしたい銘柄です。

MoneyCourt 編集部

MoneyCourt 編集部公認会計士・税理士

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MoneyCourt では、公認会計士・税理士資格を持つ、金融・投資知識が豊富なメンバーが、投資の基礎知識から金融投資のポイント、確定申告や節税などを初心者向けにわかりやすく解説しています。
【監修:ユニヴィスグループ( Univis Group )公認会計士・税理士】

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