株主優待でも活用できる!分散投資の4つの種類について

コラム
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最近投資の世界では、長期投資や分散投資を行うことが望ましいと言われており、初心者がそのスタンスで投資を始めることが増えています。

 

長期投資はともかく、分散投資に関しては分散のしかたを正しく理解して無いと、闇雲に多くの商品に投資してしまうことになりかねません。

 

そして投資初心者が参入している「つみたてNISA」や「iDeCo」は、分散投資が自動的にできる制度もあります。

今回は分散投資の種類について詳しく解説します。

 

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そもそも分散投資とは?

自分の好きな株式を1つ探し出して、全財産をつぎ込む…この集中投資の対極にあるのが分散投資と考えてください。

 

集中投資は、例えば100万円で買った株式が暴騰して1,000万円になれば、大儲けできます。

しかし10万円に暴落することもありえますし、会社が倒産でもすれば100万円ほぼ丸々失うこともありえます。

 

これを50万円ずつ2銘柄に分散して投資すれば、片方が値下がりしても片方が値上がりすることで危険性が低くなることも想定されます。

 

ただ、例えば両方とも同じ国内自動車業界の銘柄ですと、海外に輸出する自動車に関税がかかる等の材料で両方値下がりしてしまうという危険性も出ます。

 

そのため分散すればいいというものではなく、リスクが低くなる分散の仕方を理解する必要があります。

 

世界分散投資

 

リスクを下げる分散投資の典型が、世界分散投資です。

 

日本と欧州のように地理的に離れた国に分散投資すると、片方に地震などの自然災害、あるいは人為的な政情不安が起きて金融商品が値下がりしても、片方には影響が無いことが多く、リスクを抑えられます。

 

あるいは先進国(日米欧)と新興国(インド・ブラジル・トルコなど)のように、発展度合いの違う国に分散する方法も有効です。新興国の金融商品は成長性が高く大きな値上がり益を見込める反面、通貨価値や金利変動による急落リスクも大きいです。

 

先進国のように比較的安定したところにも分散することで、リスクを抑えられます。

 

時間分散投資

株式などの金融商品の価値(金額)は、景況によって波があります。高値のピークで全財産をつぎ込んでしまったら、一気に財産を失う危険性もあります。

 

同一の銘柄・金融商品でも、時間をおいて複数回投資することで、高値で買う状況もあれば底値で買うような状況も生まれるため、高値掴みのリスクを軽減できます。

 

時間分散を実現するつみたてNISA・iDeCo

時間分散投資の理想は、定期的に同じ間隔・金額で買うこと、そして単価の低いものの割合が高くなる(極力安く仕入れる)ことです。

 

つみたてNISA・iDeCoのような非課税積立投資は、両者で節税の仕組み・資金引出できるタイミング・投資可能額などが異なりますが、定期的に一定額で投資し理想的に時間分散できるしくみは同じです。

 

たとえば、月2万円投資するとします。2019年1月には単価2,000円の金融商品Aを10単位購入し、2月には単価500円のAを40単位投資したとします。

 

Aの平均単価は800円となり、定額で投資した分だけ1月と2月に同じ10単位ずつ買うよりも単価は低くなります。

 

つみたてNISAの投資対象はほとんど投資信託ですし、iDeCoもリスクのある商品は投資信託です。世界分散投資を行っている投資信託を選ぶことで、世界分散・時間分散・長期投資が全て可能です。

 

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